ヒロセ電機株式会社
<新製品ニュース>

ヒロセ電機 USB3.2伝送対応の車載用基板対ケーブルコネクタ 「AU1」シリーズの一般販売を開始

ヒロセ電機株式会社

ヒロセ電機は、USB3.2伝送対応の車載用基板対ケーブルコネクタ「AU1」シリーズの一般販売を開始しました。このコネクタは、車載インフォテインメントシステムの進化に伴う高速・大容量の映像信号および通信データの伝送ニーズに対応しています。CXシリーズの内部構造を受け継ぎ、信号伝送の高速化と堅牢性を実現。USCAR-2/USCAR-30規格に準拠し、耐振・耐熱性を備えています。今後も多様なバリエーションを展開予定です。(ミタチ産業要約)

ヒロセ電機、USB3.2伝送対応の車載用基板対ケーブルコネクタ
「AU1」シリーズの一般販売を開始。

ヒロセ電機、USB3.2伝送対応の車載用基板対ケーブルコネクタ「AU1」シリーズの一般販売を開始。

車載インフォテインメントシステムの進化に伴う課題

近年、自動車のドライバーや同乗者が必要とする情報や娯楽を提供することで運転をサポートし、快適性を向上させる車載インフォテインメントの充実化が進んでいます。スイッチ・タッチパネルまたは音声によるユーザーの操作を受け、情報やコンテンツを選択しディスプレイへ表示といった一連の流れを実現するためのシステムは、様々なハードウェアで構成されます。

その中で主要な役割を占めるディスプレイは大型化と高解像度化が進んでおり、車載内部において、高速・大容量の映像信号および通信データの伝送対応が求められています。コンシューマ分野でディスプレイへの映像信号伝送に広く使われ普及しているUSB伝送の仕組みが、車載インフォテインメントシステムの進化に伴い、車載用途に利用されるケースもますます増えてきています。

またこのような進化と同時に、スマートフォンやポータブルゲーム機器といった外部デバイスとの通信・充電目的でユーザーが使用する車室内のUSB Type-C接続ポートへつながる車載内部配線としても、USB伝送のニーズがより一層高まってきています。

● 車載用途でのUSB 3.2/ Display Port1.4 伝送に寄与

これらの変化を受け、ヒロセ電機は「AU1」シリーズを開発し、一般販売を開始しました。USB Type-Cコネクタとして国内外の多くのメーカー様に広くご採用をいただいております、弊社CXシリーズの内部構造を受け継ぐことで信号伝送の高速化に対応。

またシェルとハウジングの外部構造によって堅牢性強化を図り、耐振・耐熱等の機械的・環境的性能規格であるUSCAR-2/ USCAR-30のスペックをクリア、車載品質を満足しています。

さらにコネクタ位置保証機構(CPA)を備え、高い接触信頼性を確実に保ちます。車載内部伝送に最適なソリューションとして「AU1」シリーズは、より自由度の高い基板設計に貢献してまいります。

特長

  • 市場実績のある弊社CXシリーズ(USB Type-C)の内部構造を採用
  • 各種伝送規格に対応
    • USB 3.2 Gen2、Display Port 1.4、HDMI、等
  • 耐振性/耐熱性等の厳しい車載要求を満たし高信頼性を担保
    • USCAR-2、USCAR-30 規格に準拠
  • コネクタ位置保証機構(CPA)による確実なかん合を実現
  • 2種類のかん合キー構造をご用意
    • 標準キー、Aキー

● 今後の製品展開

今回販売を開始した「AU1」シリーズは、車載内部伝送の多様化する接続ニーズにお応えするため、今後も24芯の下記バリエーションを拡充する予定です。
・量産中:ストレート レセプタクル、ライトアングル レセプタクル、ストレート プラグ
・開発中:ライトアングル プラグ
車載品質を満たす信頼性の高い設計は、同様に厳しい環境にさらされる産業機器等にもご使用いただけます。

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