SEMITEC株式会社
<新製品ニュース>
SEMITEC 熱伝導式冷媒ガスセンサモジュール(開発中)
SEMITEC株式会社
SEMITECは、熱伝導式冷媒ガスセンサモジュールを開発中です。このセンサは、超小型・高感度の薄膜サーミスタ素子を採用し、主に空調機器で使用される微燃性冷媒ガスR32の漏えい検知に使用されます。漏えいガスに暴露されても交換不要で、長寿命かつ環境外乱に強い特性を持ちます。また、R32以外にもR454B、R744、水素などの検知が可能です。これにより、メンテナンスコストの削減が期待できます。(ミタチ産業要約)
熱伝導式冷媒ガスセンサモジュール(開発中)

主に空調機器で使用される微燃性冷媒ガスR32の漏えい検知にご使用頂けます。
熱伝導式のため一般的なガス検知センサと異なり、漏えいガスに暴露された後でも交換不要、継続してご使用頂けますのでメンテナンスコストの低減が期待できます。
また、R32のみならず、R454B、R744及び水素 他も検知可能です。
特長
・交換不要:100%LFL※2の可燃性ガスに暴露されても交換が不要であるため、メンテナンスコストの削減が可能です。
・長寿命:雑ガスによる被毒劣化が無いため、長期間にわたって安定した性能を維持できます。
・環境外乱に強い:湿度、気圧、風などの環境外乱に強いため、様々な環境下で安定した性能を発揮します。
・多様な出力対応:オープンコレクタ出力やUART対応により、監視、警報、故障検知など多様な用途に対応できます。
被毒劣化 安定性
用途
・業務用空調機器の冷媒ガス漏えい検知
・冷凍冷蔵機器の冷媒ガス漏えい検知
・可燃性ガスの濃度検知
仕様・性能※1
・IEC60335-2-40 Ed.7(準拠予定)
・UL60335-2-40 Ed.4(準拠予定)
・UL60335-2-40 Ed.4(準拠予定)
項目 | 仕様(R32に限定) |
---|---|
測定濃度範囲 | 0ppm~144,000ppm(100%LFL※2) |
ガス漏えい検知の範囲 | 正常:0ppm~10,080ppm(7%LFL※2)未満 警報:10,080ppm~36,000ppm(25%LFL※2)以上 |
初期安定化時間 | 電源投入してから安定するまでの時間60秒以内 |
応答速度※3 | 36,000ppm(25%LFL※2)のR-32冷媒に暴露した時、15秒以内に警報 |
異常検知※3 | 1時間に1回故障の有無を自己検査 |
消費電力 | 200mW以下 (at25℃)大気圧 |
消費電流 | 40mA以下 (at25℃)大気圧 |
使用温湿度範囲 | 温度-25~60℃ 湿度30~95%RH 但し絶対湿度48.5g/m3以下、結露無きこと |
※1 開発品の暫定仕様であり、予告無く変更となる場合があります。
※2 LFLは爆発下限界です。
※3 IEC60335-2-40 Ed.7、UL60335-2-40 Ed.4に準拠しております。
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