東芝デバイス&ストレージ株式会社
<新製品ニュース>

ターンオン時間の高速化により半導体テスターのテスト時間短縮に貢献する小型フォトリレー発売について

東芝デバイス&ストレージ株式会社

2023年5月25日

東芝デバイス&ストレージ株式会社

これは、ターンオン時間の高速化により半導体テスターのテスト時間短縮に貢献する小型フォトリレー発売についての画像です。

当社は、ターンオン時間を当社既存製品[注1]から半減したS-VSON4Tパッケージのフォトリレー「TLP3476S」を製品化し、本日から出荷を開始します。

新製品は、赤外LEDの光出力向上と受光素子(フォトダイオードアレイ)の最適化設計により光結合効率を高めました。これにより、ターンオン時間を最大0.25msと高速化しました。当社既存製品[注1]と比べて50%短縮しています。

パッケージは、小型のS-VSON4Tを採用し、厚みを当社既存製品[注1]のS-VSON4と比べて20%削減、最大1.4mmに低背化しています。これにより、複数基板を要する機器の小型化に貢献します。

新製品は、多数のリレーを使用し、かつリレーの切替時間短縮が求められる半導体テスターのピンエレクトロニクスなどに適しています。

[注1] 当社既存製品TLP3475S

応用機器

  • 半導体テスター(高速メモリーテスター、高速ロジックテスターなど)
  • プローブカード
  • 計測機器

新製品の主な特長

  • 小型S-VSON4Tパッケージ:1.45mm×2.0mm (typ.)、t=1.4mm (max)
  • 高速ターンオン時間:tON=0.25ms (max)

新製品の主な仕様

(@Ta=25°C)

品番 TLP3476S
パッケージ 名称 S-VSON4T
サイズ (mm) 1.45×2.0 (typ.)、t=1.4 (max)
絶対最大定格 阻止電圧 VOFF (V) 60
オン電流 ION (A) 0.4
オン電流(パルス)IONP (A) 1.2
動作温度 Topr (°C) -40~110
結合特性 トリガーLED電流 IFT (mA) max 3.0
オン抵抗 RON (Ω) typ. 1.1
max 1.5
電気的特性 端子間容量 (出力側) COFF (pF) max 20
スイッチング特性 ターンオン時間 tON (ms) @RL=200Ω、VDD=20V、IF=5mA max 0.25
ターンオフ時間 tOFF (ms) 0.2
絶縁特性 絶縁耐圧 BVS (Vrms) min 500

新製品の詳細については下記ページをご覧ください。

TLP3476S

当社のアイソレーター/ソリッドステートリレー(SSR)製品の詳細については下記ページをご覧ください。

アイソレーター/ソリッドステートリレー(SSR)

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:

  オプトデバイス営業推進部

  Tel: 044-548-2218

* 社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
* 本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

この情報は、東芝デバイス&ストレージ株式会社のホームページに基づいて掲載しており、最新の情報は下記URLからご確認ください。
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/company/news/news-topics/2023/05/isolators-solid-state-relays-20230525-1.html