株式会社村田製作所
<新製品ニュース>
村田製作所 圧電フィルムセンサ 新評価ボード提供開始
株式会社村田製作所
村田製作所は、圧電フィルムセンサ「Picoleaf™」の新評価ボード「EVK-v2」を発表しました。この評価ボードは、ルネサス社製GreenPAK™を搭載し、高感度で押圧検知や生体信号・動作検知が可能です。厚み0.2mm以下の薄型センサで、省スペース設計に適しています。(ミタチ産業要約)
2024/10/16
圧電フィルムセンサPicoleaf™の新たな評価ボードとしてルネサス社製GreenPAK™を搭載したEVK-v2を提供開始
株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、当社の圧電フィルムセンサPicoleaf™の評価ボード「EVK-v2」(以下、「当評価ボード」)を開発しました。ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下、「ルネサス社」)のプログラマブルデジアナ混載ICのGreenPAK™と直感的に操作可能なGUI※を追加することで、これまでの評価ボードよりも手軽にPicoleafを使った機能検証ができ、効率的な製品開発に貢献します。2024年10月より提供を開始します。
- ※GUI(Graphical User Interface):コンピュータへの命令をユーザーが視覚的にマウスやタッチパネルなどで行えるユーザーインターフェースのこと。
高感度で押圧検知や生体信号・動作検知が可能な当社の圧電フィルムセンサPicoleafは、厚み0.2mm以下の薄型センサです。これまでの評価ボードは、出力アナログ信号の増幅率は固定で、on/off判定の閾値変更にはソースコードの書き換えが発生していました。そのため、お客様での感度調整が必要となり、機能検証が煩雑となっていました。
そこで当社は、Picoleafからのセンサ信号を可変増幅させ、マイクロプロセッサが識別可能な出力デジタル信号に変換することができる当評価ボードを開発しました。当評価ボードは、ルネサス社のGreenPAKの採用により、最大4chのセンサを同時に接続できます。さらにGUI機能を追加したことで、出力したアナログ信号の表示や、増幅率の動的切り替え、on/off判定出力の閾値変更などが可能になりました。当評価ボードによりPicoleafの評価をより手軽に行うことができ、効率的な製品開発に貢献します。
評価ボードのGUIイメージ
当評価ボードの仕様
評価ボード名 | EVK-v2(品番:KT-DKPS017) |
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ルネサス社のIC品番 | GreenPAK SLG47004V(断りなく変更となる可能性があります) |
GUI | 専用GUIあり |
同時評価可能ch数 | 4ch |
インターフェイス | TYPE-C |
ノイズフィルタ | あり |
製品サイト
当評価ボードの詳細はこちらをご覧ください。
関連サイト
圧電フィルムセンサPicoleafの詳細はこちらをご覧ください。
ムラタについて
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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