極小コンピュータ向け接続キット「NCM-CESシリーズ」を開発

2023/10/10

　このたび日本ケミコンは、先進的な工場(SF：Smart Factory)向け産業機器や先進運転支援システム(ADAS：Advanced Driver-Assistance Systems)などに内蔵される極小コンピュータ(SBC：Single-Board Computer)にて、弊社カメラモジュールを稼働させるために欠かせない接続キットを提供します。

　マーケティング活動を通して、さまざまなSBCに弊社カメラモジュールを接続して、「最小限の製品(MVP：Minimum Viable Product)」を迅速に構築したいという要望が増えてきました。
　これに応えるために、産業機器、車載機器で使用されるインターフェイス規格(MIPI-CSI2)や超高速インターフェイス規格(MIPI A-PHY)を搭載したカメラモジュールのインターフェイスをSBCにあわせて変換するキット「NCM-CESシリーズ」を立ち上げました。
　これにより、お客様の開発時間が短縮され、社会課題が早期に解決される一端を担うことができると確信しております。

NCM-CESシリーズ

　NCM-CESシリーズは、右図のように「変換基板」、「ドライバ」、「ソフトウェア開発キット(SDK：Software Developer Kit)」の3つの要素で構成されます。

　従来のカメラモジュール用「2D」と距離測定モジュール用「3D」の2つのシリーズとします。

サンプル・量産対応

　サンプル：2023年12月

　生産は、新潟県長岡市のケミコンデバイス株式会社長岡工場(当社100%子会社)で行います。
　量産スケジュール等の詳細は、今後の市場動向を踏まえ、改めて決定いたします。

キットの外観

CES-2D-25A-APY

CES-2D-25A-RZG

CES-3D-08A-RSP