ヒロセ電機株式会社
<新製品ニュース>
ヒロセ電機 超狭ピッチバックフリップFPCコネクタ「FH80」を開発
ヒロセ電機株式会社
ヒロセは、世界最低背0.44mmかつ超狭ピッチ0.15mmを実現したバックフリップFPCコネクタ「FH80」を開発しました。このコネクタはスマートウォッチなどのウェアラブル機器の薄型化と高機能化を可能にし、ウェアラブル市場の設計課題を解消します。また、最大2A対応の電源端子を備えたタイプもあり、バッテリー容量拡大の需要にも対応します。FH80シリーズは、様々なウェアラブル機器のニーズに応えるため、複数のバリエーションを展開予定です。
*世界最低背0.44mm(2025年4月現在)、超狭ピッチバックフリップFPCコネクタ「FH80」を開発

ヒロセ電機株式会社は、*世界最低背0.44mm(2025年4月時点)かつ超狭ピッチ0.15mmを実現したバックフリップFPCコネクタ「FH80」を開発しました。スマートウォッチなどのウェアラブル機器のさらなる薄型・高機能化を可能にし、今後も拡大が見込まれるウェアラブル市場の設計課題を大きく解消します。また、最大2A対応の電源端子を備えたタイプもご用意しており、バッテリー容量拡大の需要にもお応えします。
● ウェアラブル機器の設計における現状と課題
近年、スマートウォッチをはじめとするウェアラブル機器の需要は急速に高まっており、スマートウォッチは2026年には2022年対比約1.5倍の成長が見込まれています。
こうしたウェアラブル市場では、さらなる薄型化・大容量バッテリー化・多機能化が課題になっています。そのため、従来のコネクタでは高さ制限や実装スペース、電源確保の面で制約が生じ、十分なデザイン性や拡張性を確保できなくなってきました。
● ウェアラブル機器の薄型化に貢献
ヒロセ電機株式会社が発表した新製品「FH80」、このFPCコネクタは、スマートウォッチなどのウェアラブル機器に最適な超低背・超狭ピッチ設計で、デバイスの薄型化に貢献します。また、電源端子を備えたタイプも取り揃えており、ウェアラブル機器のバッテリー接続にも適しています。
製品特長
1.超低背設計: 高さわずか0.44mm
デバイスの薄型化を損なわず設計自由度が向上するため、高機能化を実現。
2.超狭ピッチ: ピッチ0.15mm
デバイスの多機能化に伴い増えるモジュールの実装スペースを確保し、デバイスの高密度設計に貢献。
3.高電流対応: 2Aの電流に対応する電源端子
バッテリー容量拡大が求められるウェアラブル機器、小型IoTデバイスのバッテリー接続に最適。
4.上下方向引き回しに強いバックフリップ構造
超低背ながら補強金具でアクチュエータ外れを防止する構造により、高信頼性を確保。
電源端子無し(FH80A) 電源端子有り(FH80BA)


● 今後の製品展開
今回販売を開始した「FH80」シリーズは、進化する様々なウェアラブル機器のニーズに応える為、下記のバリエーションを拡充する予定です。
・量産中 | 電源端子無し:10芯、19芯 | 電源端子有り:6芯、10芯 |
---|---|---|
・開発計画 | 電源端子無し:34芯 | 電源端子有り:3芯 |
● 会社概要、関連情報
お問い合わせ
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関連リンク
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