株式会社村田製作所
<新製品ニュース>

3.3入力電圧、最大12A出力可能なDC-DCコンバータICを商品化~1.2mm以下の薄型アプリケーションに最適~

株式会社村田製作所

2024/07/19

株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、1.2mm以下の低背アプリケーション向けに、3.3入力電圧で最大12A出力可能な高効率のDC-DCコンバータIC「FlexiBKシリーズ(PE24110、以下「当製品」)」を開発しました。

近年通信インフラ市場では、ASIC/DSPの消費電流が増加し続ける一方で、コア電圧は低下傾向にあります。 そのため、従来方式のDC-DCコンバータではデューティーサイクル※1が狭くなることで、変換効率の低下が著しく、入出力電位差に依存せず、高変換効率が実現できるDC-DCコンバータが求められています。

そこで当社は、薄型のPOL※2レギュレータや高密度実装が求められる光トランシーバモジュール、コア・サプライ、ASIC/FGPAをはじめとした、実装面積や高さに制約のあるアプリケーションにおいて、インダクタサイズへの依存性を大幅に低減し、高効率を実現する当製品を開発しました。 独自のチャージポンプ技術※3と従来のDC-DCコンバータ回路を融合した革新的な回路方式の2ステージアーキテクチャに加え、2相インターリーブ方式※4を構成することで、89%の高効率を実現しています。 入力電圧範囲が3.0Vから3.45Vで、1デバイスあたり12Aの出力電流を供給できます。 出力電圧は、外部のフィードバック抵抗によって0.35 Vから0.7 Vの間で調整できます。


主な特長

  • 最大出力電流12A
  • ピーク変換効率89% ※ 3.3V入力、0.5V出力、高さ1.2mmのインダクタ使用時
  • インターリーブ方式採用による、非常に低い入力および出力リップルノイズ特性
  • 外部DACを介したアダプティブ電圧スケーリング(AVS)機能
  • 最大4デバイスまでを並列運転が可能
  • FETスイッチ内蔵


パワーモジュール事業部 ローパワープロダクツ商品部 部長 三上修司のコメント

 

「お客様が直面している電力に関する問題を解決するために、薄型で超高効率の降圧型DC-DCコンバータを開発しました。PE24110は、ピーク効率、出力電流、出力電圧などにおいて画期的な製品であり、低出力電圧アプリケーションにとって理想的な電源ソリューションです。」


提供について

 

当製品は4.0×3.2 mmのQFN(Quad Flat No leaded package)パッケージで提供します。
現在サンプルが入手可能です。 評価キットおよび量産部品については、地域の営業担当者にお問い合わせください。


注釈

  • ※1デューティーサイクル:オン時間と全サイクル時間との比のこと。DC-DCコンバータの場合、入力電圧と出力電圧の比で決まる。
  • ※2POL : Point of Loadの略。FPGAやASICなどの電子デバイス近くに専用電源回路として配置するDC-DCコンバータ。
  • ※3チャージポンプ技術:コンデンサと半導体スイッチで構成される電圧変換回路。
  • ※4インターリーブ方式:並列に配置された同一回路網を、重複することなく順に動作させる回路方式。


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    関連サイト

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