日本電波工業株式会社
<新製品ニュース>

日本電波工業 車載品質規格 AEC-Q100/Q200準拠 低電圧+0.9V駆動 2.0×1.6mmサイズ 水晶発振器 「NZ2016SFA」「NZ2016SF」開発

日本電波工業株式会社

日本電波工業は、車載品質規格AEC-Q100およびAEC-Q200に準拠した低電圧駆動の水晶発振器「NZ2016SFA」と「NZ2016SF」を開発しました。これらは2.0×1.6mmという小型サイズで、0.9V駆動に対応しており、車載機器の要求に応える高信頼性を備えています。特に、車載機器の厳しい温度や振動環境に適した製品で、低消費電力化を実現し、省エネ性能を向上させます。この新製品は、EVやADAS、インフォテインメントシステムなど、次世代車載機器向けに最適です。(ミタチ産業要約)

2025.02.20

車載品質規格 AEC-Q100/Q200準拠 低電圧+0.9V駆動 2.0×1.6mmサイズ 水晶発振器 「NZ2016SFA」「NZ2016SF」開発のお知らせ

NZ2016SFA.jpg

日本電波工業株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役執行役員社長:加藤啓美)は、車載品質規格AEC-Q100/Q200に準拠した車載安全用途向け+0.9V低電圧駆動の2.0×1.6mmサイズ出力水晶発振器(SPXO※1)「NZ2016SFA」「NZ2016SF」を開発し、2024年12月よりサンプル出荷を開始しましたのでお知らせいたします。



製品特長

・低電圧駆動対応(0.9~1.5V)
・車載安全用途向け対応
・+125℃の高温度対応

用途・市場

・ADAS
・SoC(System on a Chip)周辺基準クロック

サンプル・量産時期

・サンプル対応中
・量産時期:2025年4月予定


近年の車載SoC(System on a Chip)の分野ではプロセスの微細化に伴い、より多くのトランジスタをチップ上に配置するため、トランジスタの動作電圧を低くすることが求められ、電源電圧は従来の+1.8Vから+0.9Vと低電圧化へ移行しています。これに伴い周辺で使用される電子部品にも低電圧駆動が求められてきています。

当社では、お客様のニーズに対応するため、車載品質規格AEC-Q100/Q200に対応する電源電圧+0.9V±10%の低電圧駆動を実現、なおかつ+125℃の高温度に対応(Grade1※2)した車載安全用途向けの2.0×1.6mmサイズ低電圧駆動水晶発振器を開発しました。本製品は、車載専用生産ラインにて厳格な工程管理を実施することで、高品質・高信頼性を実現しています。

製品ラインアップは、車載安全用途向けの「NZ2016SFA」と民生用途向けの「NZ2016SF」を揃えています。サンプルをご希望の際は、当社WEBサイトもしくは当社担当営業までお問い合わせください。

当社は、今後もさらなる小型化・高周波化・低電圧駆動を実現した製品ラインアップを揃え、水晶デバイス及び水晶応用機器ビジネスを通して、安心・安全・快適な社会の実現に貢献してまいります。

※1. SPXO(Simple Packaged Crystal Oscillator)の略。※2. AEC-Q100/Q200 Grade1:温度範囲-40℃~+125℃。


製品特性

<車載安全用途>

製品形名

NZ2016SFA

出力対応

CMOS

サイズ

2.0×1.6×0.7 mm

公称周波数範囲

13MHz~54MHz

動作温度範囲

-40℃~+125℃

総合周波数許容偏差

Max.±50×10-6  ※用途によりMax.±40×10-6の狭偏差も対応可能

電源電圧 [VCC]

+0.9V±10%/+1.2V±10%/+1.5V±10%


<民生機器用途>

製品形名

NZ2016SF

出力対応

CMOS

サイズ

2.0×1.6×0.7 mm

公称周波数範囲

12MHz~54MHz

動作温度範囲

-40℃~+85℃

総合周波数許容偏差

Max.±50×10-6  ※用途によりMax.±30×10-6の狭偏差も対応可能

電源電圧 [VCC]

+0.9V±10%/+1.2V±10%/+1.5V±10%




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